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新天地――塾頭「鬪病日誌」から

 投稿者:備中處士  投稿日:2009年11月 3日(火)20時04分56秒
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   昨日、突然、次の転院先が決まり、5日には都内のリハビリ専用病院へ移ることになった。東洋一の規模を誇る新設備と陣容を誇るといわれているリハビリ病院である。ここへ入院するだけでも難しいらしい。入院希望者が殺到して、何ケ月も待たないと入れない所だと聞いた。

 入院審査もあり、この病院は、最初から私の入院先候補から外していた。保険の効かない個室が病棟の大半で、最低でも一日5万円の室料がかかる。最高は一日18万円という高額個室もある。到底、我々庶民には縁遠いリハビリ病院であった。

 それが一瞬の天界の運で、一人だけ、一般大部屋に空きが出た。その瞬間に、私の担当のケースワーカーが先方の事務方に電話をして、この情報をキャッチ。ただちに入所を希望し、入院申し込みを行った。そして、家族審査などがあって、なんと、転院が決まった。

 まさに御祭神が動いてくださったとしか思えない。

 現在、麻痺は毎日のリハビリと看護士たちの努力で、大分改善された。まったく動かなかった、誰の足だがわからなかった右足が、ある日、突然動いたのだ。

 私の意志が右足に伝達されたのだ。平行棒を両手で握って、ピノキオのような足取りだが、兎も角、二足歩行の真似事が出来たのだ。主治医もびっくり。病棟から何人も看護士がリハビリ室へ来て、「私が歩いている」という実態を見学にきて、大きな拍手をもらった。

 これなら、最終目標を二足歩行に設定できる。年取った身体には新しい筋肉がつきにくいだろうが、根性で、何とか再生してみせたい。

 志を高く持ち、モチベーションをあげていく。これがやはりどのような戦いの中でも忘れてはならないことだろうと思う。つねに自分に言い聞かせている。

 頚椎損傷は、脊髄損傷の中でも、最も重篤な症状をもたらす部位である。単に残存機能をより有効にするリハビリだけが重要なことではないと思っている。鬚の発生が変わったり、毛質がとげのようになったり、血が一気に下がったりすることで、貧血・立ちくらみが多発する。様々な変化を、身体にもたらしている。再生には多くの困難を克服しなければならない。

 転院先では、日曜・祭日関わりなく、365日毎日がリハビリ訓練だという。なんとか、くいついていく覚悟である。

 権太さん、大祭の写真、懐かしく拝見しました。また、なにか紹介してください。

 靖國神社も、この11月で幹部の大異動があったもようで、全部署のシャッフルは、なにか<大変>の前兆のような気がしないでもない。バサラ大名の血を引く京極宮司――権威・伝統を無視するその血筋が、とてつもない地殻変動をもたらすのか。私には興味津々(しんしん)たるもがある。



**********

 塾頭、新天地での鬪病生活、しかも宜しき病院にてのリハビリ、些か安堵いたしました。塾頭以前の御話に因りますと、これより三箇月、即ち新春・紀元節の頃には、蘇つて來られることを確信してをります。

 ご自愛ご專一を懇祷すると共に、パソコン入力が機能改善に宜しいやうでありましたら、是非とも、彌益のご誘掖ご指導を賜はらむことを乞ひ祈み奉ること、切なるものがございます。

 塾頭再起の爲めにも、各位一層の健筆を祈る次第であります。 九拜
 
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