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大御心を仰ぎ奉らば、直ちに御應へ申し上げる道を講ず可し矣。

 投稿者:備中處士  投稿日:2016年 8月11日(木)18時46分20秒
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  平成二十八年八月八日の玉音

 戰後七十年といふ大きな節目を過ぎ、二年後には、平成三十年を迎へます。私も八十を越え、體力の面などから、樣々な制約を覺えることもあり、こゝ數年、天皇としての自らの歩みを振り返るとともに、この先の自分の在り方や務めにつき、思ひを致すやうになりました。

 本日は、社會の高齡化が進む中、天皇もまた高齡となつた場合、どのやうな在り方が望ましいか、天皇といふ立場上、現行の皇室制度に具體的に觸れることは控へながら、私が個人として、これまでに考へて來たことを話したいと思ひます。

 即位以來、私は國事行爲を行ふと共に、日本國憲法下で、象徴と位置づけられた天皇の望ましい在り方を、日々模索しつゝ過ごして來ました。傳統の繼承者として、これを守り續ける責任に深く思ひを致し、更に日々新たになる日本と世界の中にあつて、日本の皇室が、いかに傳統を現代に生かし、いきゝゝとして社會に内在し、人々の期待に應へていくかを考へつゝ、今日に至つてゐます。

 そのやうな中、何年か前のことになりますが、二度の外科手術を受け、加へて高齡による體力の低下を覺えるやうになつた頃から、これから先、從來のやうに重い務めを果たすことが困難になつた場合、どのやうに身を處していくことが、國にとり、國民にとり、また私のあとを歩む皇族にとり良いことであるかにつき、考へるやうになりました。既に八十を越え、幸ひに健康であるとは申せ、次第に進む身體の衰へを考慮する時、これまでのやうに、全身全靈をもつて象徴の務めを果たしていくことが、難しくなるのではないかと案じてゐます。

 私が天皇の位についてから、ほゞ二十八年、この間、私は、我が國における多くの喜びの時、また悲しみの時を、人々と共に過ごして來ました。私はこれまで、天皇の務めとして、何よりもまづ國民の安寧と幸せを祈ることを大切に考へて來ましたが、同時に事にあたつては、時として人々の傍らに立ち、その聲に耳を傾け、思ひに寄り添ふことも大切なことと考へて來ました。天皇が象徴であると共に、國民統合の象徴としての役割を果たすためには、天皇が國民に、天皇といふ象徴の立場への理解を求めると共に、天皇も、また自らのありやうに深く心し、國民に對する理解を深め、常に國民と共にある自覺を、自らの内に育てる必要を感じて來ました。かうした意味において、日本の各地、とりわけ遠隔の地や島々への旅も、私は、天皇の象徴的行爲として、大切なものと感じて來ました。皇太子の時代も含め、これまで私が、皇后と共に行つて來た、ほゞ全國に及ぶ旅は、國内のどこにおいても、その地域を愛し、その共同體を地道に支へる市井の人々のあることを、私に認識させ、私がこの認識をもつて、天皇として大切な、國民を思ひ、國民のために祈るといふ務めを、人々への深い信頼と敬愛をもつてなし得たことは、幸せなことでした。

 天皇の高齡化に伴ふ對處の仕方が、國事行爲や、その象徴としての行爲を限りなく縮小していくことには、無理があらうと思はれます。また天皇が、未成年であつたり、重病などにより、その機能を果たし得なくなつた場合には、天皇の行爲を代行する攝政を置くことも考へられます。しかしこの場合も、天皇が十分にその立場に求められる務めを果たせぬまゝ、生涯の終はりに至るまで、天皇であり續けることに變はりはありません。

 天皇が健康を損なひ、深刻な状態に立ち至つた場合、これまでにも見られたやうに、社會が停滯し、國民の暮らしにも樣々な影響が及ぶことが懸念されます。更にこれまでの皇室のしきたりとして、天皇の終焉に當たつては、重い殯(もがり)の行事が、連日ほゞ二ケ月にわたつて續き、その後、喪儀に關連する行事が、一年間續きます。その樣々な行事と、新時代に關はる諸行事が同時に進行することから、行事に關はる人々、とりわけ殘される家族は、非常に嚴しい状況下に置かれざるを得ません。かうした事態を避けることは出來ないものだらうかとの思ひが、胸に去來することもあります。

 始めにも述べましたやうに、憲法の下、天皇は國政に關する權能を有しません。さうした中で、このたび我が國の長い天皇の歴史を改めて振り返りつゝ、これからも、皇室が、どのやうな時にも、國民と共にあり、相たずさへて、この國の未來を築いていけるやう、そして象徴天皇の務めが、常に途切れることなく、安定的に續いていくことを、ひとへに念じ、こゝに私の氣持ちをお話しいたしました。

 國民の理解を得られることを、切に願つてゐます。


**********


●『梅松論』卷六「天下一統の事・元弘三年」に曰く、

「古に興癈を改めて、(後醍醐天皇には、)『今の例は、昔の新儀なり。朕が新儀は、未來の先例たるべし』とて、新なる敕裁、漸く聞えけり」と。



●廣瀬豐海軍大佐講述『松陰先生士規七則』に曰く、

「吉田松陰先生は、後年、幕府が敕命に從はずに、米國と通商條約を結びましたときに、長州藩の役人どもが、『今にも天皇樣の思し召しがお變はりになるかも知れないから、しばらく天下の形勢を見てゐたらどうだ』といふ意見がありましたときに、先生は、『たゞ今は、たゞ今の敕命を奉じてをればよい。もし後で思し召しがお變はり遊ばされたならば、またその通りに行へばよい。これが日本人の第一義である。なにも躊躇する必要はない』と、意見を上申されてをります」と。

 愚案、『要路の役人に與ふ』(安政五年七月十三日。全集第四卷に所收)に曰く、

「(叡慮)改まり候ふ共、叡慮に隨ひ候はゞ、道義において、何の不可あらんや哉」と。

天皇陛下には、固より法律に超然たり。叡慮遵奉、是れ皇國の道義、皇民の基礎なる可し矣。



 テレビも新聞も、「生前退位の意向」と大書せり。何だ、この言の葉は──。これが進駐日本語なるものか。何故ゑ、「御讓位の叡慮」と書かぬ。歴史的用語、敬語を知らぬ訣ではあるまい。故意に、汚き言靈を撒き散らして憚らぬ、癡者共なるかな哉。呆れ果てゝ、五内、爲めに裂かんとす。

 明治天皇には、不磨の憲法典を定めさせ給うた。昭和天皇には、進駐憲法の破棄せられざる中、皇國の再建に當らせ給ひ、今上天皇、亦た「象徴」てふ新しき在り方を探らせ給ふ。明治天皇、皇室典範を埀訓し給へり。然れば平成の天皇陛下、讓位の舊制を復興させ給ふこと、如何でか成し能はずと云ふこと無からむ矣。神さびたりとも、神さびたり。

 小堀桂一郎は、かつて己の意見が通らねば、所謂南北朝の再來を先導せむと放言せし逆賊。「何よりも、天皇の生前御退位を可とする如き前例を、今敢へて作る事は、事實上の國體の破壞に繋がるのではないかとの危惧は、深刻である。全てを考慮した結果、この事態は、攝政の册立を以て切り拔けるのが最善(平成二十八年七月十六日・産經新聞)とは、不敬が過ぎて、耄碌も甚だしいと謂ひつ可し。夫れ「太上天皇」の濫觴は、伊弉諾尊の「日之少宮」御隱棲に在り。宇内統治の大權は、天皇陛下、之を執らせ給ふは、伊弉諾尊の御依任を承け給へる、至高至貴の天照大神に同じい。

 案の定、チヤンネル櫻の政治ゴロが吼えてゐる。何でもかんでも、女系云々に結びつけ、謀略と妄斷して、保守を僞裝しながら、世を扇動して已まぬ。又候ろ、デモもやりかねない勢ひ。西尾と云ひ、小堀と云ひ、水島と云ひ、此の類、どうにかならぬか。如何に言葉を飾らうとも、不敬至極、實に憎む可し。吁、腹悶、醫し難し。

 水島総等の曰く、「陛下の御心を忖度すべきでは無い」と。ほんとかね。皇國の大事に關することは、遙かなる大御心を思ひ、小生は之を考へることにしてをるのだが‥‥。彼奴等は、蓋し天○機關説の連中だから、私見が何より優先なるべし。私見、即ち「從我の心は、何より起ると尋ぬるに、私欲のみ」(『講孟箚記』)。また一歩を轉ずれば、則ち謀叛の萌芽なり。未然に討つて可なり。
  ↓↓↓↓↓
http://9112.teacup.com/bicchu/bbs/2459

 『正論』平成二十八年九月號に、八木秀次なる者の投稿。「天皇陛下は、ご自身が在位して頂くだけで十分にありがたい」として、「公務の輕減が、陛下のご意向にかなふのではないか」と、獨り勝手に推論し、あまつさへ「別なテーマでもご意向が示されることがあるとすれば、皇室の尊嚴が傷つくことにもなりかねない」さうだ。何だ、これは。法律馬鹿の機關論者、御仲間が、何と衆きことよ。

 安倍晉三首相は、第二囘目の夏季休暇にて、ゴルフに興じ、更に歸省を圖る由。大御心を仰ぎ奉らば、直ちに御應へ申し上ぐべく、直ちに命令を發す可きに、天皇陛下の御下問に對し奉り、言を左右にして、公論世論の動向を待つ爲體。時間を措いたら、「憲法に抵觸する」ことを免れる由。笑止千萬、何をか曰はんや。此の識見からしても、全く期待することは出來ない。

 「萬機、公論に決すべし」。是れ即ち明治天皇の、有り難くも示され給うた大原則だ。昭和天皇、畏くも紹述され給ふ。然し、だ。知らずや、宇内には、此の公論にも優先される大事あつて、新たなる大御法となることを。大御心を、只管ら仰ぎ奉れ。大御心には、皇大御神の經綸が沿はせ給ひ、新儀・先例となる矣。「承詔必謹」、此の四大字、是れ有るのみ而已。畏くも發せられ給ひし「」なる叡慮に對し奉り、皇民たる者、直ちに御應へ申し上げる道を講ず可きなり。
 
 
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